KI-JP100とKI-HP100の違いはCOCORO AIR
シャープの空気清浄機と言えば、独自のイオン発生技術「プラズマクラスター」を搭載しているのが特徴。
プラズマクラスターは除菌やアレルギー原因物質の抑制、消臭、保湿、ストレスの緩和、静電気抑制、集中力の維持など多様な効果が実証されています。
中でもプラズマクラスターNEXTは最高レベルの性能を発揮。KI-HP100が売れたのも、その性能があってこそでしょう。
そして、2018年に新型KI-JP100が発売されたわけですが、KI-HP100と比べて何が進化したのでしょうか?
この記事では二つの違いについて解説していきます。
KI-JP100とKI-HP100の違い
スペックは互角
実は公式自身が二つの違いを比較した表を出しています。
一応、URLを貼っておきますが、アクセスする必要はありません。スペックは全く同じですから。
無線接続ボタン
KI-JP100には無線接続ボタンがついていて、パスワードを打ち込まなくても無線LANに接続できます。
とはいえ、無線接続は最初の一回だけなので、そこまで手間にはなりません。これ目当てに購入する必要はないでしょう。
対応しているCOCORO AIRの機能が違う
「スペックが全く同じなら型落ちのKI-HP100を購入した方がお得なんじゃない」
もしかしたらあなたはこんなことを思っているかもしれませんね。確かにスペックだけを見たらその通りですが、この二つには明確な違いがあります。
それが対応しているCOCORO AIRの機能です。
COCORO AIRとはインターネットを通じて空気清浄機をAI(人工知能)と接続し、あなたの住んでいる地域の空気に関する情報や普段の使い方を分析し、最適な空気環境を提供するクラウドサービスです。
COCORO AIRには様々な機能があるのですが、KI-JP100が対応していて旧型のKI-HP100が対応していないものがいくつかあります。
天気や生活シーンに応じて、運転を最適化
COCORO AIRには、天気や生活シーンに応じて、運転を最適化する機能があります。
例えば天気予報で花粉が多いと言われていれば、「花粉運転」に自動切り替えするといったことです。また、全員が出かけている時間帯に加湿を切って多少の騒音が出る集中浄化をしたり、焼肉の時は強力消臭するといった判断も行います。
これはKI-JP100のみの対応です。
ペット専用運転モード
KI-JP100には犬猫専用のモードがあります。
普通の運転よりも風が強めで、湿度はペットに最適な40〜60%(人の場合は55〜65%)をキープ。さらに、匂いセンサーの感度を高めにして、排せつを感知した場合は消臭に切り替え。
「ワンちゃんおまかせ」運転に設定している場合は、室温が25℃以上になると積極的に風を出します。「ネコちゃんおまかせ」運転の場合は18℃以下になったら風をあまり出さなくなります。
一般的に犬は暑がりで猫は寒がりなためです。
「ネコちゃんおまかせ」運転の場合は、さらに猫が空気清浄機の上に乗ってもスイッチが誤作動しないようします。
ペット登録の際には「柴犬」「ゴールデンレトリバー」など犬種まで選択。かなりきめ細やかな対応をしてくれます。
KI-JP100とKI-HP100のどちらを買うべきか?
まず犬か猫を飼っている場合は新型のKI-JP100を購入した方がいいでしょう。留守にしている時も快適な環境をペットに与えてあげられます。
それに粗相をした時には自動で消臭してくれます。
ペットを飼っている家は独特のにおいがするもの。特に置いていかれたことにへそを曲げてトイレ以外でおしっこをされたら、家に帰ってきたときに結構匂いがしてげんなりしますよね。そんな時でもKI-JP100ならかなり匂いがましになります。
また、快適な環境にしっかりこだわりたい方もKI-JP100がいいでしょう。
「今日はPM2.5が多いと天気予報で言っていたから、空気清浄機を強めにしておきたい」といった時、KI-HP100だといちいち手動で設定しなければなりません。
天気予報や室内の環境を分析し、最適な設定をしてくれるKI-JP100の方が手間が省けます。一日や二日ならともかく毎日だと些細な手間も馬鹿にできません。
逆に大雑把に空気が綺麗になればいいなら、KI-HP100でもいいでしょう。